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エクスポージャー法

あがり症の治療として、エクスポージャー法が用いられる事があります。

エクスポージャー法とは何でしょう?

知らない方も多いと思いますが、
エクスポージャー法は日本語で「曝露反応法」とも言われ、
パニック症候群や強迫性障害などの治療に使われています。

自分が抱く不安や恐怖に対して段階的に近い状況にしていき、
最終的にその不安や恐怖に晒すことで状況に慣れさせるという方法です。


この方法を行う為の前提は、何に対して不安や恐怖を抱くのか、
原因をはっきりさせる事が大切になります。

あがり症の症状が、どのような状況で起きてしまうのか。


この原因が追求できないままエクスポージャー法を行っても、
違う状況に慣れてしまうだけなので、
本来抱いている不安や恐怖に対しての状況は何も変わらなくなってしまいます。


例えば、目上の人と話すときに緊張してしまうのに、
原因として設定したのが大勢の前で緊張してしまう状況だとします。

この場合、大勢の前で緊張する状況は改善できますが、
本来治したかった目上の人との話では、
ほとんど改善は見られなくなってしまいます。
(改善するケースもあります・・・)

ですから、原因をはっきりさせることが重要になります。


原因がはっきりしたら、その状況から離れた場面から徐々に近づけていきます。

例えば、会社員で言えば社長と話す時が緊張するとします。

自分が平社員だとすると、主任と話すのに慣れる。
次に係長と話すのに慣れる。
次に課長と話すのに慣れる。
次に部長と話すのに慣れる。

といった、段階的に最終目的である社長と話すのに慣れるようにステップアップしていきます。


エクスポージャー法を行う上での注意点もいくつかあります。

自分が抱く不安や恐怖と向き合うことになるため、
本人はとても辛い状況が続いてしまいます。
それを「続ける」覚悟が必要になります。

続けなければ、元に戻ってしまいますからね。


次に、1回あたり30分程度問題と向き合う必要があります。
通常、「あがっている」状況が続くのは20分程度と言われています。
そのため、20分未満で終わってしまうと、「あがったまま」終わってしまい、
改善までこぎつけません。
20分経過後の「あがっている」状態が和らぐまで続けるというのがポイントです。


そして、一番難しいのが「逃げない」事です。
不安や恐怖と向き合うのは辛いことです。
その状況に目を背けてしまいたくなるのも分かります。

そこで逃げてしまうと、改善することはありません。

碇シンジ君ではありませんが、
「逃げちゃダメだ
 逃げちゃダメだ
 逃げちゃダメだ」
と踏ん張ることが必要です。

ここが不安な人は、一人では行わず、
医師や信頼できる友人等と一緒に取り組むと良いでしょう。

逃げそうになった時に止めてくれる人がいると、
意外と頑張れるものです。

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西村順式あがり症克服法
元アナウンサーの西村順氏による、1日3分のトレーニング講座。雑誌や書籍の執筆も手がけ、話し方講座の講師は27年務めている実力派が伝える、根本的解決に向けた2つの方法とは。